空へ

日本への一時帰国まであと4日と迫った昨日の夜中、
自分はすでに寝ていたのだが、
寝室にかみさんが入ってくる気配。

枕もとまで、日本からの義父の訃報を伝えに来た。

「・・・・・・・・。」
あと4日待ってもらえたら・・・・。


夜中に階下の店のキッチンへ行き、
義父の好きだったウーロンハイを2杯飲む。


そのあとも眠れないので、
朝一で航空券の変更手続き。

土壇場で厳しかったが、
何とか3人分確保。

これでお通夜、告別式両方に間に合うことができる。


最後に言った言葉はかみさんの名前ではなく、
自分の名前だったそうだ。
「まだ来てないのか」とでもいったんだろうか？


お義父さん、遅くなってしまいましたがこれからみんなで帰ります。

R.I.P