カナダに住んで20数年、
いろんなカナダ人の奇行に遭遇してきたが、
久しぶりに口がポッカリ空いてしまった出来事があった。
昨日土曜日の夜、クリスマス前の最後の営業を終え、
久しぶりにかみさんがグレイハウンド・バスでバンフに行きたいというので、
夜中過ぎに隣町まで送って行った。
この時間はバスがウチの街を通る便がないので、
隣町まで夜中の1時過ぎに送っていかなければならない。
1時40分に出るバスである。
いつも遅れ気味になるかみさんのけつを叩き、
約20分超走って、バス・ディーポに着いたときは10分前。
ちょうどいい時間かなと思ったら、
もうすでにバスが止まっている。
「あ、もうバスがついてるよ」とあわてて荷物を持って車を出たが、
なんか様子が違う。
かみさんが乗るのはカルガリー行きなのだが、
「もしかしたら、逆方向のバンクーバー行きかな」などと話しながら、
かみさんがバスに近づいて行ったら、中から扉があいた。
いや、乗客の一人が開けてくれた。
かみさんがその乗客の一人と話をして帰ってきた。
「カルガリー行きに間違いはないけど、2時間前にここについたら、
バス・ドライバーが降りてどこかに行ったきり、帰ってこないんだよ。」とのこと。
バスの乗客は約2時間、
エンジンがかかりっぱなしで、室内灯が付きっぱなしのバスの中で、
真夜中にひたすらなすすべもなくじ~っと待っていた。
怒ってる様子もなく、ただ、どうしようもないといった感じであきれてしまってる風。
なんということだ。
そのバス・ドライバー、いったいどこに行っちまったんだ?
どうかしてるな。
カナダ人は一般的に職業意識がかなり低い。
以前、バンクーバーに住んでいた時に知り合った日本の商社の人がいた。
彼は世界各地に新しい支店を開設していくのが仕事だという。
その彼が言うには、インドや、香港、マレーシアなどでも支店を開設して、
地元の人たちと取引を行ってきたけど、
一番ちゃらんぽらんなビジネスをするのがカナダ人なんだと・・・・。
自分の言動に責任がないみたいだ。
ところで、2時間前にここを通るカルガリー行きのバスはないはずなので、
このバスはクリスマスの臨時便なのか?
とりあえずかみさんの乗る便ではないみたいなので、寒いし車に戻って待つことにした。
夜中の便の場合、バス・ディーポが閉まってしまうので外で待つしかない。
バス・チケットはもちろん昼間にVernonで買ってある。
40分以上待ってやっとかみさんの乗るバスが来て、かみさんが乗りこみ、
そして、バスドライバーにすっぽかされたバスの人たちも何とか乗り込むことができたようだった。
そのバスが出るのを見届けてから帰ろうと思っていたが、
荷物の積み込みやら、本社との連絡などをしてるのか、一向に出発しない。
3時ころになって、自分も疲れてきたので帰ることにした。
しかし、相変わらず、すごいなカナダ人は。
自分もだいぶカナダ人のこういうことには慣れてきたつもりだったが・・・・・。
日本だと考えられませんね。
返信削除先日、ケンブリッジのブロトモさんも、飛行場へいく道を知らないバスの運転手に乗り合わせ遅れそうになったと。
2時間余りまわりまわられたのだが乗客はなれているようで、余裕をもって乗り物に乗らなければと言われたそう…
深夜で、長時間は疲れましたね。
その運転手どこへ行ったんでしょうね。 さらら
もうね、細い目が点になってしまいました。
削除日本人には到底理解しがたいお話ですけど、そんなに職業意識、責任感が無いのですかカナダの方って??
返信削除もちろん人によります。
削除でも、基本的に仕事でストレスためませんね。